ヒガンバナ

場所:第1駐車場水仙郷側信号付近
昔から動物除けの為、水田などの耕作地や人家周辺など人が生活を営む範囲に多く植えられ、人との関わり合いの深い植物です。
地方ごとの呼び名(方言名)が多いのは、古くから身近にあった植物のあらわれです。
今年の暑さでお彼岸を1週間ほど過ぎてからの開花となりましたが鮮やかな赤い花は見事です。花が終わる頃になると葉が大きく伸び、そのまま冬を越し春になると葉は枯れ、夏の休眠期に入るのです。

オミナエシ

場所:あじさい園
秋の七草のひとつで、鮮やかな黄色の小花を咲かせる背が高めの多年草です。
少し暑さが和らぐ秋の初めに、ススキや野の花と一緒に咲くオミナエシをみると秋の風情を感じる方も多いでしょう。
古くから日本人に愛されてきた野趣あふれる花です。

シュウメイギク

場所:あじさい園
中国湖北省を原産とする多年草。花がキクに似るとして名付けられましたが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間です。
京都の貴船地方に多いことから「貴船菊(きぶねぎく)」とも呼ばれます。
少しうつむく蕾、開花時には濃いピンクが映え、派手ではなく日本の奥深い秋を感じる花です。

ヤブラン

場所:あじさい園
常緑性の多年草で、日なた・日陰を選ばず育つ丈夫な性質です。暑さや寒さにも強く、まさにこの暑さの中でも開花中です。夏~秋頃に葉の間から花茎を伸ばし、小さな花を穂状にたくさん咲かせます。
園内のものは斑入りが多く、葉の外側に黄色い斑が入っています。花がより引き立ちますね。

タマスダレ

場所:あじさい園
タマスダレ(玉簾)は別名「レインリリー」と呼ばれ、まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来します。
和名は、純白の宝石のような花を「玉」、細長い葉が集まっている様子を「すだれ」に見立てて付けられたと言われています。

フヨウ

場所:花木園藤棚池前と水仙郷
古くにはフヨウの樹皮は下駄の鼻緒や和紙の補強剤、縄などに加工されて身近な生活用品として使われていました。
10cmほどの大きな花が咲き、花びらのふわふわとした質感が魅力的です。
暑さにめげず、毎日のように次々と花を咲かせます。

入口花壇

第2・第3駐車場から管理事務所へ向かう道中、交差点のすぐ側にある花壇です。たくさんの蝶が飛び交い、ジニアやセンニチコウ、バタフライピー、ローゼル、ケイトウ、ニチニチソウ等々、夏から秋への花々が暑さの中でも元気いっぱいです。

木の実

科名:ブナ科
場所:園内各所
常緑高木で、葉は幅広く卵形、鋸歯は葉の半分から先に付きます。枝や葉が粗く、硬いことが名の由来です。
どんぐりはぷっくりしていて、なんだか食べ過ぎて殻斗からはみ出しちゃったみたいですね。

科名:ブナ科
場所:園内各所
常緑高木で、樫の木の中でも、幹を切った断面が白いため白樫(シラカシ)と呼ばれます。
細葉で鋸歯が葉のほとんどに付きます。どんぐりはアラカシとよく似ていますが細長でスリムなのです。
見ごろの植物マップ(PDF)はこちらからダウンロードできます